パシフィックホールディングス(株) 【東証1部:8902】

[監査意見不表明]

「継続企業の前提に関する注記に記載されているとおり、会社は当連結会計年度末現在5,335 百万円の債務超過の状況にあるとともに、借入金57,145 百万円及び社債8,500 百万円が財務制限条項に抵触したこと等により、継続企業の前提に重要な疑義が存在している。当該状況を解消するための会社の対応は、当該注記に記載されているとおりであるが、会社が平成21 年2月27 日に払込を受けることを予定していた優先株式(約47,000 百万円)は割当先から引受及び払込を受けられない事態となっており、現時点では本優先株式の発行及びこれを前提とした経営計画の実行可能性等は不明である。このため、継続企業を前提として作成されている上記の連結計算書類に対する意見表明のための合理的な基礎を得ることができなかった。」


監査意見不表明は倒産への通知だ。過去を見ても監査意見不表明が元で上場廃止もしくは事実上倒産しているところは多い。

この企業は市場第一部から二部へ鞍替えになる。債務超過を起こしているからである。

不動産を主とする企業だが、不動産事業全体が現在厳しい。