企業IRとは何の関係もないが小沢一郎は、はたして関与していたのか。

政権与党の現職幹事長を罪に問うということは検察もよほど自信があると見受けられる。逃せば斬首の刑が待ち受ける。

石川知裕・衆院議員が検察により逮捕となったのをテレビのニュース速報のテロップで見た時、驚愕した。

月曜日から始まる通常国会前の現職議員の逮捕劇だった。会期中に現職議員を逮捕するにはハードルが高い。不逮捕特権があるからである。

会期中でも保釈を要求する事が出来るが、この場合は衆議院の20名の連名で衆議院議長に要求書を提出しなければならない。その後決議が必要となる。可決すれば保釈となるが現実的ではないだろう。

石川議員、学生時代に小沢邸に書生として住み込み、私設秘書を10年、小沢の背中を見て代議士になることを夢みた。そして選挙で中川昭一代議士に挑み落選。その後、繰り上げ当選となり赤絨毯を踏んだ。今回の選挙では小選挙区から出馬、みごと当選を飾った。

全てが順風満帆ではなかっただろう。しかし、夢を実現し代議士となった。

しかし、ここで「政治とカネ」の問題でつまずくこととなった。4億円もの金を小沢代議士から現金で借り入れたでは検察も納得はいかないだろう。また隠ぺい工作の為、複数の口座へ分散、その後一つの口座に集められていたとあっては申し開きも出来ない。

4億円を小沢氏から借り入れた後、銀行から同じく4億円を借り入れて、銀行融資に見せかけたのだが、銀行借り入れのほうが後だった。

証拠隠滅のおそれがあるとして政治資金規正法違反(虚偽記載)での逮捕となった石川議員。なんで俺だけがとこぼしたそうだ。
まわりには自殺を考える人の気持ちがわかるともらしている。しかし起訴は確実である。

そんな石川代議士にぜひとも参考にして頂きたい代議士がいる。その人の名は中村喜四郎。

ゼネコン汚職事件に絡み、鹿島建設からの斡旋収賄罪容疑が浮上。検察は任意捜査を求めるも中村がそれを拒否をしたため、検察は逮捕許諾請求を国会に提出して逮捕する方針を取った。国会で逮捕許諾決議は可決され、中村は逮捕された。国会会期中の現職国会議員の逮捕であった。拘置日数は140日間となった。

しかし、議員辞職はせず、その後の選挙でも強力な結束力を持つ後援会組織(喜友会)をバックにつけ、無所属で当選し続ける。1997年 東京地裁、懲役1年6月、追徴金1000万円の実刑判決となり、2001年4月、高裁は控訴を棄却。2001年10月には実刑判決で上告中に25年在職の永年表彰を受けた。表彰まで受けているのだから心臓に毛が生えてることは間違いない。

2003年1月16日に最高裁で上告棄却により実刑が確定し、議員失職。2004年仮釈放後、2005年の総選挙では再び無所属で立候補し、10期目の当選を果たしている。

世の中にはとてつもないパワーを持った人間がいる。罪がいい事とは決して思わないが、どれだけの人間が中村喜四郎になれるのか。不屈の精神と不退転の決意をもって、俺はこうだと見せつけてくれる人間には正直言って脱帽する。

話はそれたが、小沢一郎はグレーなのか黒なのか。みんな固唾をのんで見守っているのではないだろうか。残念ながら白ではない、グレーなのか黒なのである。

小沢一郎サイドも黙って静観しているわけがない。現在のところ4億円は不正な献金ではなく、積み立てた金だとして、検察側に預金の銀行の支店を弁護士を通じて報告している。

明日から通常国会(会期は150日間で,必要があれば年1回にかぎり延長される。)が始まる。取りあえずは会期中の逮捕があるのか否か。鳩山首相のように、秘書が勝手にやった事では終わりそうもない。