fonfan 2323」の第三者調査委員会設置についての開示



12月8日付けで、「第三者調査委員会の設置に関するお知らせ」というリリースが出された。「このたび、当社の平成21年3月期および平成22年3月期の有価証券報告書において、訂正の対象となり得る不適切な取引が存在することが判明しました。そのため、当社では、当該取引等を解明するために、専門的かつ客観的な見地から、発生事実の正確な把握、問題の解明、今後の対応に関する提言が必要であると判断し、当社と利害関係を有しない外部の専門家から構成される第三者調査委員会の設置を、本日の取締役会にて決議致しました。」とのことである。何についての不適切な取引であるのか全く不明であり、「不適切な開示」ではないのだろうか。

この会社は、10月20日付けで、「臨時株主総会招集のための基準日設定に関するお知らせをリリースしている。「付議議案等の詳細につきましては、確定次第お知らせいたします。」としていながら、11月18日には、「決議事項に関する議案の内容が整わなかったため、臨時株主総会の開催を中止する」とのリリースを出している。全く、具体性のない情報開示を連発する上場企業である。
内部で何かがおきているのか、経営陣の自己保身なのか、投資家としては、注意して掛からねばならぬことは確かである。