成長止まれば上場廃止東証、新興市場テコ入れ「新陳代
謝」へ



東京証券取引所は来春にも、新興市場「マザーズ」の上
場規則を変更し、新規上場の審査を緩和する一方で、上
場後に成長の止まった企業には早期の上場廃止を求める
方針を打ち出した。上場企業の「新陳代謝」を促して投
資家をひきつけ、東京市場の活性化につなげたい考えと
いう。21日に開く取締役会でマザーズの改革案を決議す
る方針。上場して一定期間が過ぎた企業を対象に、東証
1部・2部と同じ上場廃止基準を当てはめるよう変更す
る。成長力の高い新興企業の市場としての位置づけを明
確にするため、業績が長期間低迷している企業には退場
を促す狙いである。

例えば、現在のルールでは時価総額が5億円未満(現在
は期限つきの特例で3億円未満)が9カ月続けば上場廃
止となる。これを上場してからある程度たった企業につ
いては10億円未満(同6億円未満)に引き上げる。現在
マザーズに上場する全180社のうち時価総額が10億円を
下回るのは16日時点で下記の31社である(単位百万円)


1 6672 (株)レイテックス 電気機器      140

2 4794 デザインエクスチェンジ(株) サービス業 154

3 2403 (株)リンク・ワン サービス業      172

4 3827 ジャパンインベスト・グループ 通信業  290

5 2405 (株)フジコー サービス業        353

6 6656 インスペック(株) 電気機器       392

7 8912 (株)エリアクエスト 不動産業      407

8 3772 ドリームバイザー・ホールディングス(株)
    通信業                 437

9 3736 (株)コネクトテクノロジーズ       447

10 7853 (株)YAMATO その他製品      484

11 3856 リアルコム(株) 通信業        560

12 2338 セブンシーズ・テックワークス(株)
     通信業                626

13 6836 ぷらっとホーム(株) 電気機器     632

14 6264 (株)マルマエ 機械           647

15 1711 (株)省電舎 建設業          674

16 3311 (株)アップガレージ 小売業      680

17 3753 (株)フライトシステムコンサルティング
     通信業              706

18 3245 (株)ディア・ライフ 不動産業     782

19 2352 (株)エイジア 通信業         803

20 3810 サイバーステップ(株) 通信業      828

21 3840 イー・キャッシュ(株) 通信業     835

22 3782 (株)ディー・ディー・エス 通信業  837

23 9514 (株)ファーストエスコ 電気・ガス業  853

24 2158 (株)UBIC サービス業       863

25 3825 (株)リミックスポイント 通信業   863

26 6786 (株)リアルビジョン 電気機器     906

27 3742 (株)デュオシステムズ 通信業     907

28 2397 (株)DNAチップ研究所 サービス業 919

29 3041 (株)ビューティ花壇 卸売業     985

30 7725 (株)インターアクション 精密機器   993

31 3826 (株)システムインテグレータ 通信業 999