インサイダー取引で税理士2人に課徴金勧告


証券取引等監視委員会は11月26日、SBIフューチャーズ株式
に係る株式交換比率算定補助業務従事者を行った者2名がイン
サイダー取引を行ったとして、計41万円の課徴金納付命令勧
告を行った。


インサイダー取引を行ったのは東京都と千葉県に住む30歳代の
男性税理士2人。この税理士は、SBIフューチャーズが株式
交換比率算定を委託したコンサルティング会社の元社員で、こ
のコンサルティング会社の社員と会食した際に株式交換の情報
を知ったようである。SBIのリリースによると、SBIフュ
ーチャーズが株式交換比率算定を依頼したのはTFP。現在
は、山田コンサルティンググループ株式会社(4792)と社名変
更している。


同社は、平成21年11月1日に、山田淳一郎社長名で「コンプライ
アンス宣言」で、インサイダー取引やその疑いを招く行為は
行いませんと「宣言」している。しかし、その後、本インサイ
ダー取引についての何らのリリースも行われていない。かよう
な企業が、他社のコンプライアンスの指導ができるのであろう
か。


●コンプライアンス宣言

我々にとってコンプライアンスとは、「心と行動の規範」を守
り実践し、組織及び個が社会に期待される存在たらんことを目
指すこと、即ち社会に適合する組織及び個であるべく目指すこ
とである(組織及び個の社会適合性)。
その為に我々は、「グループ基本理念」(「健全な価値観」
「社会貢献」「個と組織の成長」)を実現し、社会にその存在
が歓迎される集団となるべく、コンプライアンス規程「心と行
動の規範」を定め、真剣にこれらの実現を目指して実践する
集団となることを、ここに力を込めて宣言する。

株主等に対する実践指針
(1)公正かつ透明性の高い経営 − コーポレート・ガバナンス
  コーポレート・ガバナンスを徹底し、経営の公正・透明性
  を確保します。
(2)株主利益とコンプライアンス
コンプライアンスの制度(組織)の構築とそのしっかりし
た運用には相当のコストを要するが、株主利益の追求とい
う命題と相反することではなく、会社を長期的に守る為の投
資と考えるべきものですから、積極的に構築し、運用を徹底
します。
(3)積極的な情報開示
企業情報を積極的かつ公正に開示します。
(4)インサイダー取引の禁止
インサイダー取引やその疑いを招く行為は行いません。