みずほ銀行 西堀頭取が辞任へ
システム障害で引責


東日本大震災の直後に大規模なシステム障害を起こした、みず
ほ銀行の西堀利頭取が、定時株主総会を開く6月にも引責辞任
する見通しであることが23日、分かった。約116万件、計
約8300億円分の給与などの振り込みが遅れたほか、現金自
動預払機(ATM)が停止するなどで大きな混乱を招いた責任
を明確化するには、トップの辞任は避けられないと判断した。
後任には、吉留学副頭取らの名前が挙がっている。親会社のみ
ずほフィナンシャルグループ(FG)の塚本隆史社長への処分
も検討している。

システム障害は3月15日に起き、復旧と入金などの処理は24
日までかかった。2口座に震災義援金の振り込みが集中し、容量
を超えたことが原因とされる。19〜21日の3連休には復旧の
ため、全国のATMを停止し、現金が必要な人には店舗窓口で
10万円を上限に支払う異常事態を招いた。システムが古く、
プログラムが複雑だったことに加え、トラブル対応のマニュアル
がなかったことも混乱の拡大と長期化を招いた大きな原因である。

みずほFGでは旧富士、第一勧業、日本興業の3行が統合して発足
した直後の平成14年にも大規模なシステム障害が発生。旧3行の
トップだった特別顧問3人が辞任した。2回目の大規模障害である
ことに加え、震災直後に現金の出入金という「インフラ機能」を
果たせなかったことから、現職トップの引責が避けられないことに
なった。