任天堂の米サイトにも不正侵入 数週間公表せず
個人情報は流出せず

任天堂の米国法人が運営する公式サイトが不正侵入を受けてい
たことが5日、判明した。数週間前に不正侵入を受け、外部に
は明らかにされていないプログラム情報などが流出したという。
会員サービスは被害を受けておらず、氏名や住所などの個人情
報は含まれていないという。このため、任天堂は不正侵入を
公表していなかった。

約1億人分の個人情報が流出したソニーや

また、ソニーは5日、英国に本部がある欧州子会社、ソニー・
ヨーロッパのサイトがハッカーに不正侵入されたことを明らかに
した。顧客の個人情報の流出はないという。放送用機器などの
使い方を顧客に教える契約社員の氏名やメールアドレスなどが
不正に取得されたが、すべて公開している情報だった。

ソニーでは米国子会社などへのハッカー攻撃が相次ぎ、これまで
1億件超の個人情報の流出が明らかになっている。ソフト大手の
スクウェア・エニックス・ホールディングスも不正侵入を受けて
おり、ゲーム業界で被害が拡大している。