元常務が会社資金8千万円を不正流用、詐欺容疑で逮捕
…架空のコンサル費名目

コンサルティング費用を発注したように装い、東証1部上場の
ディスカウントストア大手「ドン・キホーテ」から現金をだま
し取ったとして、警視庁捜査2課は6日、詐欺の疑いで、葛飾
区四つ木の同社元常務、稲村角雄容疑者(50)を逮捕した。
同容疑者は、容疑を認めているという。警視庁は、コンサル費
の架空請求のほか遺族への見舞金などと称して、平成19年7月
から22年12月に計約8千万円をだまし取っていたとみている。

逮捕容疑は21年1月下旬〜22年5月上旬、同社のさいたま
市内の店舗で16年に相次いだ放火事件の遺族対応をめぐり、
都内の会社にコンサル費を発注したようにみせかけ、現金計
約1800万円をだまし取ったとしている。同容疑者は当時、
コンプライアンス(法令順守)の責任者として放火事件の対応に
あたっていた。稲村容疑者は1回ごとの支出額を自分の権限で
決済できる300万円以内に抑えていたことなどから、発覚を
免れていたという。詐取金は飲食やホテル代などに使っていたと
みられる。社内監査で不審な領収書が見つかったため判明。稲村
容疑者は発覚を受けて昨年12月に退任した。