株主代表訴訟に関するお知らせ

フタバ産業の取締役及び監査役ならびに元取締役及び元監査役計 21 名に対して損害賠償請求訴訟を提起された。

持分法適用会社に対する不適切な金融支援などにより発生した損害を請求する内容となっている。前回も書いたが、持分法適用会社は、企業の不正の舞台となる事がある。資金の移動や架空取引などさまざまなテクニックが使用される。

当方はこうした取締役の善管義務違反などで提訴する株主にエールを送る。

株主1名から提訴を受けたとあり、この株主は当然、弁護士を通じての事であろうと推測され、訴訟費用は自腹、弁護士費用も自腹となる。自腹を切り、また原告(株主)には1円の金も支払われる事のない無償の行為が「株主代表訴訟」(正式名:責任追及等の訴え)である。

また、逆に「株主代表訴訟」は悪しき者により乱用される場合もある。法はそのあたりを見込んで会社法では厳しくなっている。