201204-1
パナソニック7800億円、シャープ2900億円、ソニー2200億円−。大手電機3社が平成24年3月期に巨額の最終赤字に転落する。

それに比べて、韓国勢が躍進。

技術立国日本はどこへ行ったのか。「世界のソニー」と言われた日は遠い記憶になった。

今や、韓国のサムスンがソニーに取って変わった。スマホの2011年のメーカー別シェアでは、第4四半期に駆け込みで売れたiPhone4Sのアップルを押さえ、販売台数9400万台、シェア19.1%で1位となった(米IDC資料)。スマホ市場ではアップル対サムスンの対決の様相で、日本のシャープやソニーモバイルなどは完全に圏外。

これからこの「スマホ市場」で日本勢の逆転はありそうもないな。

平成生まれの若者は過去のソニーの栄光を知らないだろうが、ここまで落ちて行ったのかと落胆する。

日本の技術再生はあり得るのか? 先端を走れない日本、やがて中国勢にも追い越されるのか?


(恭)