日経によると中国山西省太原市のアップル「iPhone5」を受託清算する工場宿舎で23日夜、従業員の暴動が起きたと報道した。

内容は警備員が従業員を殴ったのが理由で、24時間稼働している工場が23日夜、操業を停止した模様。生産を停止したのは、世界最大のEMS(電子機器の受託製造サービス)である台湾の鴻海精密工業の中国子会社、富士康科技集団(フォックスコン)の太原工場。

約2000人が宿舎で暴動を起こし、宿舎の設備や近隣の商店、通勤用バスを相次いで破壊したとある。


現在のこの国の民意の低さはどうしようもない。(あえて現在のである。)到底、話がつく国ではないのは明らかである。警備員が従業員を殴ったらなぜ、近隣商店やバスなどを破壊するという事になるのか日本人には到底理解しがたい。

38年間続いた日中国交正常化40周年の記念式典も見送りとなり、話合いもくそもない状態になっている。小泉純一郎が靖国参拝した際でも決行された式典が、である。

お互いがにらみ合っていても何の得もないことは明らかである。現在の人民(特に1980年以降に生まれた世代)は人民が放火炎上させたパナソニックがどれだけ中国の雇用を創出し、中国の経済発展に寄与してきたか、振り返るべきである。

松下幸之助は三顧の礼で当時の実質の指導者、小平にお願いされ、中国へ出向いたのである。松下幸之助は中国の為にまた、中国の経済発展の為に損得抜きで中国人民の従業員を受け入れ、当時のテレビ技術を中国へ持ち込んだのである。それが、この様である。

当時、小平はこう言った。「尖閣の問題は今の我々の知恵では解決出来ない。未来の知恵に頼もう。」改革開放が先であったからだ。

一部、市場経済化を取り入れた解放において「富める者から先に富め!」、これが小平の言い分であった。また、「白猫であれ黒猫であれ、鼠を捕るのが良い猫である」と生産拡大政策を遂行している。

そして中国に富みをもたらした。そして貧富の差が拡大していったのである。そして今回の暴動である。

馬鹿らしいとはこの事だ。「富める者から先に富め!」と言ったのは小平である。また間違ってはなかっと思う。今の世界経済第二位の座は小平から起きたものである。

共産党第一であり、改革開放の小平が作り上げたモデルの崩壊を願っているのか。それとも自由主義への大転換を願っているのか。人民は何を求めているのか。今、人民が享受している現在の暮らしは何なのか。それでも先祖がえりをしたいのか。「貧しくとも平等な国」、毛沢東である。今回の暴動で何故かこの写真が目につく。

今回の暴動は毛沢東の「ある事物を理解するためには、それを変革する戦いに参加しなくてはならない」(実践論)が主な理由かもしれない。深読みだろうか。