自民党の参院選の圧勝でねじれは解消、自公で乗り切らなければならない問題は山積している。

一番は経済復興である。失われた20年を取り戻す経済施策だ。アベノミクスという異次元の緩和で一時は株価は高騰したが、現時点では中小零細企業までには浸透していない。2年くらいはかかるだろうが、その前に消費税の問題がある。消費税を上げて、経済が下向きにならなければいいが恐らくは下方へ向かいそうである。拙速な消費税増税はよく考えてもらいたい。対外に向け、増税はなかば公約のようになっているが、本格回帰するまで待ってもらえるような外交も必要だろう。


それはGDPが予想より低く、微妙なものであるからだ。指標を確認しつつ検討しなければならない。今日の株は軒並み下げに転じて下値を探る展開へ向かっている。日経平均は100日線を割っている。

二番目はTPPだ。参加に突入したが、譲歩が目立つ。「日本車にかける関税撤廃を向こう10年猶予する」という。例外なき関税撤廃はどこに消えたのか。生保も唖然としただろう。それは「かんぽ生命とアフラックの業務提携」だ。かんぽがアフラックの保険を売るわけだ。日本の生保はこの仕打ちに愕然としたに違いない。一つ譲歩すればたちまち二つ譲歩しなければならない。そして限りなく譲歩しなければならないのが世の常だ。

弱腰外交は今に始まったわけではないが、安倍さんもここが正念場であることを努努忘れぬように。

自民党は勝利したと思わない方がいい。選挙民は民主党と他の党に呆れただけなのだから。もっと言えば選択の余地が無かっただけである。

民主党の体たらくと、他党の崩壊、石原氏の体調不良、橋下氏の失言に救われたのだ。

安倍さんは難しい舵取りが続くだろう。

8月15日、靖国参拝という安倍さんの悲願は達成出来ないであろう。その時、支持率は崩れ始める。