今、米国と並んでロールスロイスが最も売れる国は中国らしい。

まぁ、そんな成長著しい中国だか、人民の不満は頂点に達しつつある。

ウイグル族とみられる家族による天安門突入事件然り、山西省太原市で起きた共産党委員会前で連続爆発事件、「3中全会」直前の共産党を標的にした事件など、皆さん知っての通り。

著しい成長、富に隠れた差別。これを現代版アパルトヘイト(人種隔離政策)と人民は呼んでいるみたいだ。

都市部の戸籍と地方の戸籍は違うのが中国流。地方部の戸籍では北京では車も買えない。もちろん家は言うまでもない。生まれ落ちた日から将来が決まっている。

パワーエリートの金持ち対貧民。まぁ、日本でも格差は生じる。しかし決定的に違うのは基本的には経済活動は平等であり、努力は報われる。しかし、中国は都市部の人間の努力は報われるが、地方部の人間の努力は決して報われない。

努力しても報われないのであれば、ただ食べる為に生るだけ。皆がそうであれば暴挙に出る人民もいないが、うんざりするほどの賄賂王国の中国はパワーエリートとそれに寄生する害虫金持ちだけがこの世を謳歌出来るとくれば、あとは残るは暴挙に出るだけとなろう。一揆だな。

それらの抑止の意味もあり、共産党幹部を賄賂の罪で切り捨てた。人民に対し賄賂はこうして粛清すると示したつもりだが、人民はへーってな感じで誰もが生贄と思ってる。笑える粛清劇場だな。

首脳陣も分かっちゃいるが賄賂が習慣だから仕方ない。また習慣をやめるにはかなりの時間と意志がいる。そう、禁煙と同じだ。やめたあと、結局は吸ってしまう。賄賂も結局は貰ってしまう。役得ってな感じで。

多分、まだまだ続きそうなアパルトヘイトだが、いつの日か是正しなきゃ、今度は車が突っ込むくらいでは終わらない。