「不正のトライアングル」とは、アメリカのドナルド・R・クレッシー教授が提唱した業務上横領の発生要因から分析された不正の仕組みに関する理論である。同教授は、刑務所に横領関連の罪で服役中の503人を対象に裁判資料の分析や聞き取り調査をしたうえでの実証分析を行い、なぜ普通の人が犯罪行為にいたってしまうのかという理由の解明を試みた。

 その結果、横領は以下の3つの条件が整うと起こることが分かった。

(1)横領を行った当人が他人と共有できない金銭的な問題を抱えていること
(2)当人が信頼された立場を利用すれば見つからずに問題を解決できると認識していること
(3)モラル意識が欠如し、その状況を利用しても問題ないと自らを理由付けられること

 そして、この3つ要因は「不正のトライアングル」と呼ばれ、以下の3つの条件として一般化されている。

(1)不正を行うための「動機・プレッシャー」があること
(2)不正を行うことができる「機会」が存在すること
(3)不正を行うことが本人にとって「正当化」できること

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なるほど、不正を行なうには動機があるのは分かるが、「正当化」できることがあったとは、きずかなかった。

IT企業の不正計上、循環取引、持ち合い取引と不正のオンパレードだが、ITには物が存在しないこと、いわゆる物販ではないことが一番に上げられるのではないだろうか。システム系なので、ごまかし放題になりがちだし、見抜く方も見落としがちになるのが原因ではないだろうか。

現時点では、アホ会社が上場できることが難しくなったが、以前のラッキー上場組がこれからも、不正をし続けるだろう。

彼らには、「動機」がある。それは「虚業化」してしまっている現状だ。
株価を上げるには、虚偽IR、不正計上、連結はずしと大変だ。彼らは忙しくて大変なのである。