3月期決算企業の株主総会が27日、ピークを迎えた。警察庁によると、全国各地で非上場を含めて計1310社が同日に総会を開催。不祥事が発覚した企業では、株主らが経営陣に厳しい視線を向けた。

 有毒ガス「ホスゲン」の無届け製造などが明らかになった石原産業の株主総会は午前10時から、大阪市西区の本社で開かれた。主力である四日市工場(三重県四日市市)での相次ぐ不祥事に、厳しい意見を口にしながら出席した株主らに、織田健造社長は冒頭で「ご迷惑をおかけしました」と謝罪した。

 総会には約100人が出席。株主は「何度不正を犯しても改まらない。今日は経営陣が組織をどう改めるつもりなのかを聞いてやろうと思っている」(神戸市東灘区の男性)などと語り、会場へ入ったが、昨年同様株主以外には完全非公開だった。

 株主によると、ホスゲン無届け製造など不正の経緯や役員の交代について織田社長が説明した。株主からは、織田社長の謝罪に対し「株主だけでなく社会に対しておわびをするべきではないか」と指摘する声や、放射線量率を改ざんして四日市市の処分場に搬出した産業廃棄物を今後どうするのかをただす質問が出た。しかし、大きな混乱はなく、総会は1時間程度で終了した。

 株主として出席した市民団体「ダイオキシン・処分場問題愛知ネットワーク」メンバーで愛知県愛西市議の吉川三津子さん(53)は「会社の関係者と思われる株主が社長の発言のたびに拍手をして、批判的な意見もほとんど出なかった」と残念そうに会場を後にした。

(中日新聞)



石原産業 ↓

特色 1920年探鉱で発祥、農薬参入。酸化チタン大手。廃酸利用土壌埋戻材で05年環境汚染判明                                
連結事業 【連結事業】無機化学51、有機化学42、建設7、他1【海外】57(2008.3)
本社所在地 〒550-0002 大阪市西区江戸堀1−3−15
代表者名 織田 健造
設立年月日 1949年6月1日
市場名 東証1部,大証1部
上場年月日 1949年7月
決算 3月末日
 
「会社の関係者と思われる株主が社長の発言のたびに拍手をして、批判的な意見もほとんど出なかった」…。

どこの総会も社員株主で前方の席を陣取り、面倒な発言をしそうな一般株主への発言を極力言わさない体制と取る。どこも同じ風景だ。

日本の株主総会は最初から決まった体制を堅持し、そのストーリー(リハーサル)通りに議事を進行していく、「完全劇場型総会」なのである。

アクシデントはあってはならないのだ。アクティビストな株主は迷惑以外の何物でもなく、排除を行う。

また何を言うこともできない。アクティビストな株主は真に質問をしたいのだが、挙手をしてもあてられることはない。

そして、事前質問状を出せば暴力団に呼び出される。アクティビストにはそうしたリスクを負って総会に出る必要があるのだ。

しかし勇気をもって、事前質問状を提出して総会へ行こう。怯んではいけない。

言いたいことは言うべきなのだ。黙っていられない事は黙っていられない。

企業の好き勝手にさせてはならないのだ。現在の企業は腐っている。

一人でも多くの個人株主が勇気を出して総会で発言するのだ。総会で発言させてもらえなければ、公の場(ネット)で公開すればいいではないか。

インターネットの時代、個人の発言(書き込み)は大きな武器になる。