この1週間は「不正」「逮捕」「企業の前提に疑義」等の適時開示情報がない無事な週だった。

あったのは「下方修正」「裁判控訴」「役員減給」等となっていたくらいだ。

毎週あるのが異常なわけだから、これが普通というわけだ。

しかし、各経済指標も厳しい数値が出て、また日経平均は12日連続の下げを更新。
なんと1953年ぶりの3位タイだった。

アメリカの経済不振を新興国でカバーしてきた日本企業だが、インドの落ち込みでいすゞ自動車は下落。新興国で稼いできた製造業はすべて不振という結果になっている。この落ち込みはまだまだ続くと見ている。

株式投信も落ち込み、債権へとシフト。安全志向がうかがえる。
個人の積極的な株への投資が進んでいない状況下では株価の上昇は望めない。

このつらい時期を企業がどう処理していくのかが楽しみだ。振り落とされる企業が続々と出てくるだろう。
しかし、この状況下でも売上を伸ばす企業も出てくるはず。

国もそうだが企業もいかにコストをカット出来るかがガキだ。入りを望めないのなら、カットで凌ぐしかない。まだまだ無駄があるはずだ。
商品構成も見直す必要があるだろう。

さて来週の「適時開示」で管理銘柄予備群にはいる企業は出てくるのか。
無いことを祈る。